Wardrobe With A Story

同じ洋服でも着る人によって雰囲気が全然変わります。それは、その洋服をワードローブに招き入れた時から、その人のストーリーの一部になるから。

なぜそれを選んだのか?
どこでどんな時に着るのか?

どんなコーディネートで?一緒に過ごす人は?

その日はその人にとってどんな1日なのでしょう?
1日1日の積み重ねがストーリーになっていきます。

「ワードローブの向こうにストーリーが見える」

私はゆったりとした川の流れのように、急流でもなく滞るでもなく…
穏やかなわくわくを感じる物語を紡いでいきたい。

みなさんはいかがでしょうか?

ストーリのあるワードローブ?
どういうことだろう?

そこで…

例えば私の場合、2021−22年秋冬のストーリーはこんな感じ。

2021-22/AWは横浜物語

2020年に起こったパンデミック。

世界的に人々の移動が制限されました。
普段「寄り道」「妄想」「心の奥深くでちゃんと感じること」によって、比較的いつもご機嫌でいる私も、普段通りではいられませんでした。それは2021年も続きましたね。そして、この制限の中で、どうしたら機嫌よく過ごすことができるか?そのために何が必要か?自分を見つめた年でもありました。そして見つめてわかったことが3つありました。

「空や海を眺めていると心が落ち着く」

「歴史あるもの、美しいものにふれるとときめく」

「今は行けなくても妄想は楽しい」

見慣れた場所を再発見

そこで、神奈川県在住の私は、県内から出にくかったこの2年間、普段は通り過ぎていた近場を再発見することにしました。横浜、箱根、鎌倉…日帰りでしか行かなかった場所に宿泊して、ゆったりと過ごし、ゆっくり景色を眺めました。

港街横浜

特に横浜にはよく行きました。横浜みなとみらいは青空がよく似合います。見慣れた風景だけれど、空も海も、歴史的な建物と新しさが混在した街並みも心地いい!この景色にずいぶん癒されました。
2021-22秋冬、私のワードローブストーリーは「横浜物語」。
思いっきり出かけられなくても、どうすればご機嫌でいられるか?横浜の海や街並みを背景に、自分の気持ちを乗せて考えたワードローブです。

空や海を眺めていると心が落ち着く

みなとみらいの観覧車を背に空と海を眺める。
空は広い!海も広い!そしてどんどん変化する。荒れる時もあるけれど、強めの海風が心地よく心が落ち着く。

春夏に引き続き秋冬になってもマリンな気分!
毎年秋めいてくると気になるチェック柄、今年はネイビーとターコイズを含んだウールのワイドパンツを取り入れました。カシミアニットもネイビー、ジャケットは春先に買った白にラインが入ったもの。これで冬マリンな雰囲気が出せます。

歴史あるものにふれるとときめく

港街と言えば赤レンガ。
私が生まれるずっと前から建っている港の倉庫。どんな人がここを行き来して、その人たちはどんな人生を送ったんだろう?ふれて見ると遠い昔のストーリーと重なる。

歴史ある街並みに敬意を評して、街に溶け込むような装いを考えるのが好きです。今回は赤レンガ倉庫とコーディネート。ブラウンやオレンジのオータムカラーにトレンチコート。溶け込みすぎないようにレフ板効果の白いトップスと小物で盛っています。

どんな時も妄想はやっぱり楽しい!

大好きなバレエ公演にずんぶん行けていない。
「今度ボリショイバレエ団が来たらどんな装いで出かけようか?」今精一杯の非日常体験は横浜のホテルラウンジで。少しドレスアップして色々妄想してみる。やっぱり楽しい!

今はクラシカルな感じにしたい。久しぶりのグレーのスーツ。おうち時間に古い映画をたくさん観ました。「カサブランカのイングリッド・バーグマン?」気分だけは往年の女優みたいに。きっちり口紅をひいて、ヒールの足元、スカートの裾のラインができるだけ美しく見えるように、いつもより姿勢よくかっこつけてみます。

ストーリーのあるワードローブで人生が変わる!

この秋冬の私のストーリーの一部でした。

想いも表現も両方が叶う!

自分の好きなものや、心地いいもので満たされたワードローブは安心感をくれます。
一緒に過ごす人やその場が心地よくなる装い、戦略的に「こう見られたい」を表現した装いは、いいコミュニケーションやステップアップを後押ししてくれます。
そして、ストーリのあるワードローブはその両方を。自分の想いも、なりたい自分も叶える、自分らしさが止まらないワードローブになります。

素敵な出会いを

自分の気持ちにも、周りにも無理なく寄り添うことができると、自分とも人ともいいコミュニケーションが取れて、いい出会いも生まれます。
閉塞的ながら、今年も素敵な出会いがありました。
カメラマンの山本純子さん。
教育など様々なお仕事を経験されながら、ご病気を機に、やっぱり大好きな写真を仕事にしたいと、人生折り返し地点からカメラのお仕事を始められました。
横浜の空と海をゆっくり眺めながら、二人でこれからの夢を語り合いました。
純子さんとは同世代、若者でなくても、素敵な景色を前にすると夢を語りたくなりますね。
「ストーリーのあるワードローブ」の視覚化。一緒に試行錯誤しながら撮影してくださいました。
みなさんもストーリーのあるワードローブをつくってみて下さい。そして、そのワードローブで素敵な人生と出会いを重ねていってください。

12ヶ月のワードローブ

~ワードローブの育て方~

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