私は比較的いつもご機嫌です。
ご機嫌の源は仕事帰りの寄り道。自分で自分をご機嫌にするのってとても大切です。
たとえば、私の周りでも親の介護をする人が多くなってきました。
また、家族が病気になったり、すぐには解決できない悩み事があったり。
これらはほとんどが長期戦です。
張り詰めたままではある日ぷつんと気持ちが切れてしまいます。
でも、こんな時に楽しんじゃいけない、笑っちゃいけないとまで思ってしまうんですよね。
これはまったく逆なんです。
「病は気から」が科学的に証明されてきました。
「笑い」の効用は大きいといいます。
問題を抱えている家族に愛情を込めて笑顔で接するためには、自分がリフレッシュしないとどんどん眉間のしわが深くなり、口角が下がってきます。
鏡をのぞいてみましょう。
口角…下がっていませんか?
それに気がついたら、鏡に映った自分ににっこり笑いかけてみましょう。
笑う気分でなくてもです。
口角を上げ気味にリップを引いて、頬骨の一番高いところにふんわりと丸くチークを入れてみましょう。
お化粧をする気分になれなくてもです。
そんな些細なことから、少しずつ気持ちが動いて良い方向に向かい始めたりします。
「笑い」ばかりではなく「泣く」効用もあるように思います。
何の解決にはならなくても「涙が何かを洗い流してくれる」ということはあるような気がします。
気持ちを共有する人と抱き合って思いっきり泣いてしまう。
または、映画を観て号泣する、というのもありですね。
固くなっている体も心も少しだけほぐれてくるのではないでしょうか。
そこで、今回の寄り道シネマはイギリスのロックバンド「クイーン」の伝記的映画「ボヘミアン・ ラプソディ」です。
大画面のライブの迫力と当時の舞台衣装が懐かしくて、めずらしく2回観に行きました。
コンテンツ
クイーンについて
40代以上の方達には私が語るまでもなく、それぞれの想いがあるバンドではないでしょうか?
当時の私にとっては、
「清く正しい(?)若い娘が大きな声で歌うのははばかられる歌」という印象があり(ロック全般的にそんな雰囲気がありましたね)
クイーンの曲をよく聴くようになったのは若い娘ではなくなってからです。
当時を熱く語れなくてとても残念。
息子達若い世代には「聞き慣れている曲のあれもこれもクイーンだったんだ」という驚きがあるようです。
我が家の長男は「ドリーム・シアター」というプログレッシブ・ロックバンドが好きなのですが、クラシカルな響きを感じる壮大な曲が多いバンドです。
プログレッシブ・ ロックの代名詞といえばピンク ・フロイドなどですが「ボヘミアン・ ラプソディの流れも感じる」らしいです。
そのドリーム・シアターのキーボリスト ジョーダン・ルーデスがボヘミアン・ ラプソディの情緒たっぷりなピアノ演奏を公開しています。
当時の音楽シーンを牽引したイギリスのミュージシャン
USAか?UKか?
ロックにそれほど興味がないと、どちらのミュージシャンかわからないこともあるようですね。念のためにクイーンはイギリスのバンドです。
ここで少しだけロックの歴史的なおはなしです。
ビートルズ
60年代からの音楽シーンはイギリスのミュージシャンが牽引していました。
その筆頭に来るのがもちろんビートルズ。
1962年のレコードデビューから1970年に解散するまでの8年間に、世界中の若者たちに支持され、多くのミュージシャン達にも影響を与えたのは言うまでもありません。。
ご存じアビィロードのジャケットに使われた写真ですが、このアルバムが写真の横断歩道近くのEMIレコーディングスタジオで録音されたために、そのスタジオはアビィロードスタジオと呼ばれるようになりました。
このスタジオで映画「ボヘミアン・ラプソディ」のレコーディングも行われました。
ここからイギリスのアーティストの大進撃が始まります。
スタイリッシュで、自ら作詞作曲をする力量のあるミュージシャンが次々に世界を席巻していきます。
デビッド・ボウイ
のちの人に多くの影響を与えたイギリスのミュージシャンはたくさんいるのですが、もうひとりだけ挙げておくとするとこの人でしょうか。
この写真の頃はモッズスタイルですが、この人の衣装の変遷がすごい!
でも、それはまたの機会に。
こんなイギリスの音楽界が活力を増している時代にクイーンは登場しました。
フレディの瞳が何て生き生きとしているんでしょう!
キャストと衣装
今回の映画の衣装担当はジュリアン・デイ。こんな映画の衣装を担当しています。
「ダイアナ」
「高慢と偏見のゾンビ」
「アニー・イン・ザ・ターミナル」
再現された衣装とともに、ブライアンが持っていた本物の衣装も貸し出されました。
ジュリアン・デイは襟ぐりの開き方など微差にもこだわり、メイクアップとともに映画の成功にひと役買っています。
それでは映画でクイーンのメンバーを演じたキャストとクイーンの当時の衣装をご紹介しましょう。
フレディ・マーキュリー/ラミ・マレック
ラミ・マレック
アメリカのカリフォルニア州生まれで、TVシリーズ「ミスター・ロボット」のエリオット・オルダーソン役でエミー賞を獲得しました。
ナイトミュージアム「エジプト王の秘密」ではエジプトの王アクメンラーを演じています。
4人の中で顔という点では一番似ていないのが、ラミ・マレックかもしれません。紆余曲折があり、3人目でやっと決まったという経緯があります。
でも、観ているうちに伝説のフロントマン フレディ・マーキュリーその人に見えて来てしまう。
ムーブメントコーチをつけて徹底的にフレディの動き、癖をものにしていました。
ライブエイドの20分に渡るシーンが圧巻なのも、ラミ・マレックのパフォーマンスによるところが大きいと思います。
フレディの衣装
初期のアーティスティックな衣装
デビュー当時はサンドラ・ローズデザイン「コウモリの翼」とも「白鳥」とも呼ばれていた白いプリーツの衣装。
ギターのブライアンも同じデザイナーの衣装です。
ボヘミアン・ラプソディのPVの衣装はこちら
手足に羽がついている白ウィング。黒ウィングもあります。これはとても凝ったデザインです。
動画だと手先や上半身のアップで衣装がよく見えるので、若いフレディの、伸びやかでどこかあっけらかんとした雰囲気の歌声と共にどうぞ!
レオタードとバレエシューズの時代
抜群のプロポーションを活かしてこんな時代もありました。
これは道化師の衣装?
セザンヌの「アルルカン」…似ていませんか?
キラキラもありましたね。
バレエに惹かれていたフレディはロイヤルバレエ団と共演しています。
レザーの時代
レザーはレオタードの上に羽織ったりとそれまでも、その後もよく着ていましたが、プレスリーをリスペクトしたのでしょうか?ロカビリー風の「Crazy Little Thing Called Love」ではレザースーツを着ています。
クイーンの衣装、バンドとしては統一感があるようなないような…PV以外はあまりないかな?といった感じなのですが、この時はレザーで統一していますね。
赤いレザーパンツも記憶に残っています。
短髪、髭の時代
当時ファンには衝撃だったようですが、短髪、髭の時代になると衣装はややシンプルになりました。
ライブエイドは家を出てきたままの飾り気のない衣装。ベルトとアームバンドがポイントです。
映画ではこのラングラー・ジーンズをアメリカから取り寄せ、アディダスには当時のボクシング・ブーツの再現を依頼したそうです。
黄色いショートジャケットに有名なこのポーズ!スイス レマン湖のフレディの銅像はこのポーズですね。
フレディ・マーキュリーはアートカレッジの出身で音楽にも見た目にも大いにこだわりました。
クイーンのエンブレムはメンバーの星座になぞらえて、フレディがデザインしています。
https://matome.naver.jp/odai/2136012021464463701?&page=1
上のサイトには、主に往年のロックバンドのエンブレムやロゴがたくさん掲載されていて面白いですよ。
「フレディはファッションでの主張を意識していた」
「1970年代から80年代にかけての彼の変化を衣装で伝えたいと思った」と衣装担当のジュリアンが語っています。
ブライアン・メイ/グウィリム・リー
グウィリム・リー
ギター担当のブライアン・メイを演じているのはグウィリム・リーです。イギリス、ロンドン生まれ。主に、舞台やTVドラマを中心に活躍しています。
イギリスの人気ミステリー「もう一人のバーナビー警部」のチャーリー・ネルソン役でも知られています。
イギリスの人気ドラマ「ダウントン・アビー」のプロダクション会社が制作した17世紀の移民ドラマ「ジェームスタウン」にも出演。落ち着いた大人の雰囲気です。
ヘアメイクによってブライアン・メイそっくりになりました。ブライアン本人が「若き日の鏡を見ているようだ」と言っているので本当に似ていたのでしょう。
ネットで画像を見ていても、ブライアンかグウィリムかよくわからないことがありました。
身長もあり、ギターを弾いているたたずまいもそっくり
ブライアンの衣装
他のメンバーは髪が短くなったり、衣装の変遷があったりでいつ頃の画像かがわかるのですが、ブライアンは髪型もマイナーチェンジはしているのだと思いますがあまりわからず。なので、他のメンバーが一緒に写っていないといつの画像か特定が難しいのです。
物持ちがよいのか?以前の衣装を引っぱり出して着ているのでしょうか?色々な衣装を着ているのですが、この時期はこれという決まりがあまりないようです。
王子系の衣装
当時のバンドのステージ衣装らしい衣装です。
フレディと同じ初期のサンドラ・ローズデザインの衣装。ギターは弾きにくかったかもしれませんが脇のドレープ、袖のプリーツが美しい。
スーツ、ジャケット系の衣装
ブライアンの落ち着いた感じによく似合っていました。
スパイダーベスト
ブライアンの衣装と言ったらこの蜘蛛の巣ベストが印象的です。
こちらの動画はしっかりベストが映っています。それにブライアンのギターにため息が出ます。
上半身裸でタオルを引っかけ、しっとりとしたバラードを歌うフレディ。
でもそれが気にならないくらい胸を打たれる表現力です。
2曲目の「ボヘミアン・ラプソディ」も若い頃とはひと味違う趣があります。
ブライアンは「ボヘミアン・ラプソディ」の途中から衣装チェンジしてますね。
ブライアン・メイはインペリアル・カレッジ・ロンドン大学院で天文学を専攻。
クイーンのブレイク後、再び論文に打ち込み博士号を取っています。
その科学的思考はクイーンのレコーディングなどにも活かされているようです。
「We Will Rock You」のリズムの音響には相当こだわったようですね。
ブライアン・メイのギター「レッド・スペシャル」は、少年時代のブライアンが、父親のハロルドとともに古い暖炉の木材を使って作り上げたものと言われています。
クイーンの個性的なサウンドの秘密を握る「世界一有名な自作ギター」です。
ブライアンはチケットの半券までしっかり手元に取ってあり、映画では何点か本物の衣装を貸し出しています。
独特なセンスがあり、グウィリム・リーに貸し出された肩パット入りの白いレザージャケットは「横にならないとドアを通れないほど大きかった」そうですよ。
ロジャー・テイラー/ベン・ハーディ
ベン・ハーディ
ドラムスのロジャー・テイラーを演じるのは、イギリス ドーセット生まれのベン・ハーディです。
「ボヘミアン・ラプソディ」の監督ブライアン・シンガーの「X-MEN:アポカリプス」のエンジェル役で映画デビューしました。
テレビドラマシリーズ「Drunk History」ではアーサー王を演じています。
「フランケンシュタイン」の作者を描いた映画「メアリーの総て」で、こちらは「吸血鬼」を世に送り出した医師ポリドリ役。
ベン・ハーディの方がやや優しい顔立ちですが、どちらもベビーフェイスのイケメンです。
あごを上げ、少しくちびるをとがらせてドラムスをたたく姿が何とも可愛らしい。
ロジャーの衣装
ノースリーブ
筋肉の発達した腕を出した袖無し衣装はドラマーらしいです。
ハデ黒
黒に刺繍やキラキラなどが着いた派手な黒
襟元や袖の刺繍が凝っています。
カラフル
普段からはっきりとした柄、カラフルな装いが多いですね。
着物柄のジャケットをデニムとコーディネートしてカジュアルダウン。
ロジャーに限らずみんなカラフルですね。時代です。
ジャケット
だんだんおとなっぽいジャケット姿が多くなります。
ロジャー発案のこのPVは当時物議をかもしました。今ならお茶目なクイーンのメンバーの姿を楽しく観られますけれど…
フレディは途中牧神になっていますね。
ロジャーはリカちゃん人形のように可愛いです。
ロジャー・テイラーはロンドンのホスピタル・カレッジで歯学を学び、その後ノース・ロンドン工科大学で生物学の学位を取っています。
若い頃も今も血気盛んでやんちゃな雰囲気を持っていますが、静動併せ持っているところが魅力的です。
ジョン・ディーコン/ジョセフ・マゼロ
ジョセフ・マゼロ
ベイシストのジョン・ディーコンは、アメリカ・ニューヨーク州生まれのジョセフ・マゼロが演じています。
ジョセフ・マゼロは子役時代から活躍していました。
愛らしい二人の子役に涙が止まらない映画「ラジオ・フライヤー」の弟ボビー役。
お兄ちゃんのマイク役は「ロード・オブ・ザ・リング」のイライジャ・ウッド
皆様よくご存じなのはこちらでしょう。
「ジュラシック・パーク」ですね。
少し大きくなって「マイ・フレンド・フォーエバー」の病に冒された少年の役。
こちらも少年二人の切ないお話。
成長後は「ソーシャル・ネットワーク」でFacebook創設者の1人ダスティン・モスコヴィッツ役などがあります。
また、実話を基に太平洋戦争における米海兵隊員達と日本軍の死闘を描くテレビドラマシリーズ「ザ・パシフィック」ではラミ・マレックと共演しています。
ジョン・ディーコンの衣装
光沢スーツ
初期のジョン・ディーコンは長髪で、ライブ衣装らしい光沢感のあるスーツなどが多かったようです。
派手さはないけれど整った顔立ちをしています。この頃は頑張ってロックスターらしい装いをしていますね。
サラリーマン風
寡黙にバンドの屋台骨を支えるベイシスト。仕事帰り?という感じがしなくもないけれど、低音担当の渋い格好良さもあります。
何と言ってもその格好良さが出ているのがジョン・ディーコン作「Another One Bites The Dust」
湘南サザン風
ある時期から吹っ切れたように、とことんカジュアルな装いになります。
衣装だけならこのままサザンに入っても違和感がありません。
半袖短パンでジョセフ・マゼロも練習!
ジョン・ディーコンはチェルシー大学の電子工学科を首席で卒業。電子工学の博士号を取得しています。
めちゃくちゃ機械に強いのです。
楽器やアンプ、エフェクターなどの制作・メンテナンスはジョンの担当でした。また、ギターのブライアン・メイが使っていたアンプを作製したのもジョン・ディーコンです。
メアリー・オースティン/ルーシー・ボイントン
ルーシー・ボイントン
メンバーではありませんが、フレディ・マーキュリーのかつての恋人で、フレディの生涯の理解者となるメアリー・オースティンは、ルーシー・ボイントンが演じています。
ルーシー・ボイントンはアメリカ・ニューヨーク州生まれ。
「ピーター・ラビット」の作者、ビアトリクス・ポターの少女時代を演じた「ミス・ポター」で注目されました。
厳しい家計の犠牲になって不良高校に転校を余儀なくされた少年が、一目惚れの美少女を口説くためにバンドを組む「シング・ストリート未来へのうた」では、モデルを目指している美少女ラフィーナを演じています。
アガサ・クリスティーの名作、ケネス・ブラナー版「「オリエント急行殺人事件」で、ダンサー セルゲイ・ポルーニン演じるアンドレニ伯爵の夫人を演じています。
「ライ麦畑でつかまえて」の作者J.D.サリンジャーの半生を描いた「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」ではサリンジャーの妻クレア・ダグラス役
2019年1月日本公開。40年代のファッションが楽しみな映画です。
メアリーの衣装
メアリーは60年代、「スウィンギング・ロンドン」と呼ばれた時代に最も輝いていたブティックブランド「BIBA」で働いていました。映画の中でもフレディが舞台衣装を選びに行くシーンがあります。
「あなたは何にでもなれるのよ」と言ってフレディの背中を押します。
BIBA
「BIBA」は1964年、ファッションイラストレ-タ-出身のバーバラ・フラニッキが通信販売を経て、ロンドンのケンジントンにお店をオープンしました。アール・デコ・プリント、フレア調のグラマラスなファッションで人気となり、60年代のロンドンガールをお洒落に変えたブランドです。
バーバラ・フラニッキ
懐古的な模様のおしゃれなロングベストが素敵です。
ターゲット層は30代の大人の女性だったようですが、若い女性にも人気がありました。
詳しくはこちらを参考にして下さいね。
https://www.fashion-press.net/brands/388
1970年のBIBAと当時のロンドンのファッションをご覧下さい。
メアリーの衣装
そんなBIBAで働いていたメアリーのおしゃれで大人っぽい衣装に大注目です。
メアリーのヘアースタイル
メアリー・オースティンのヘアースタイルの変遷は私たちの参考にもなりそうです。
若い頃のロングヘア
落ち着いたミディアムボブ
軽快で若々しいエレガントショート
メアリーが相続したケンジントンにあるフレディ邸「ガーデン・ロッジ」にて。
フレディが日本の文化に惹かれていたのがうかがわれます。
ジョンが羽織っているのは留め袖だと知っている私たちには面白い写真です。
「ボヘミアン・ラプソディ」のクライマックス「ライブ・エイド」の会場は、壁のはげかけたペンキから水道管のさびに至るまで、当時の様子そのままに再現されているそうです。
キャストも衣装もヘアメイクも、大道具小道具の作り込みにしても、全ての人が、たとえ見えていなくても細部にこだわり、プロの仕事をしたこと、また編集の巧さが、当時をリアルに知っている私たち世代も納得できて、リアルを知らない若い人達はリアルを体験できたと思える作品になったのではないかと思います。
まとめ
映画を観る楽しさは、私の場合映画の衣装を見ることです。
それからもうひとつ、自分ではない「人の人生を疑似体験できる」こと。その人の人生が良くも悪くも私たちに示唆を与えてくれるところです。
フレディ・マーキュリーは最後まで歌い続けました。
「できるだけ歌うから、後は君たちの好きにしてくれ」と言って、ぎりぎりまでレコーディングをしていました。
声が出にくくなってもその表現力や歌詞に心打たれます。
生前最後のアルバム「Innuendo」から「The Show Must Go On」が映画のエンドロールで流れました。
「ショーをやめるわけにはいかない
笑顔でやりきってみせる」
デビッド・ボウイも亡くなる二日前に新しいアルバムを発表しました。
シャネルもその日まで次のコレクションの準備をしていました。
病に冒され苦しくても、それを凌駕するやりたいことがある。
やらずにはいられないことがある。
そして作品は残ります。
私たちもここまでの「やりたいこと」を見つけ、やり続けたいですね。
それがライフワークというものなのでしょう。
2CELLOS (トゥーチェロズ)というチェロのデュオが「The Show Must Go On」をカバーしています。マイケル・ジャクソン「Smooth Criminal 」の迫力ある演奏で人気となったロックなチェロを演奏する二人です。
こうして次の世代に引き継がれていくんですね。
「地球が滅亡してもショーは続けなければならない?」
ちょっとしっとりとしたまとめになったので、若い爆発的なロックチェロの演奏で締めたいと思います。
映画を観て「泣き」「笑い」物語りに「没頭」して、疲れていたらつい「眠ってしまう」ことも含めて、これらは脳のスイッチをオフにして、ストレスをリセットする効果があるそうです。残念ながらストレスがなくなるわけではないのですが、一瞬なかったことにして、その間に神経系や免疫力を整えるという作用が期待できるそうですよ。
自分で自分をご機嫌にするための「寄り道シネマ」
オススメです!
大人のお洒落と心躍る暮らしをスタイリングするマチュアスタイリスト
黒滝伊都子